一人暮らしに374Lの冷蔵庫は大きすぎる——300Lクラスで十分だった話
一人暮らしで冷蔵庫を買うとき、比較サイトを見ていると「メーカー」と「型番」の比較ばかり目に入ります。
- このメーカーが良い
- 最新機能はこうだ
でも実際に使ってみてわかったことがあります。それは一番大事なのは容量の選び方だったということ。
私は「とりあえず大きめを買っておけば安心だろう」と思って、シャープの374Lを選びました。ヤマダのアウトレットで約9万円の型落ちモデルです。
しかし一人暮らしに374Lは大きすぎました。設置から2週間ほど経ちますが、冷蔵室も冷凍室も半分も使っていません。正直300Lクラスで十分でした。
この記事では、374Lを買って実際にどうだったかを解説します。
私が買ったのはシャープの374L 両開き型落ち
購入したのはシャープ SJ-X372P-S。374L(冷蔵室277L・冷凍室97L)の両開きモデルです。
選んだ理由は3つあります。
- 両開き(どっちもドア): 大半の冷蔵庫は右開きですが、賃貸は間取りによっては左開きの方が都合がいい場合もあります。左右どちらからでも開けられる両開きなら、引っ越しても対応できるからです
- 型落ち品: 最新機種は省エネ性能を押してきますが、型落ちとの電気代の差は年間で数千円程度と聞きます。最新モデルと型落ち品の価格差は大きいので、型落ちで浮いた分を手元に残す方が良いと判断したからです
- アウトレット購入: ヤマダのアウトレットで¥93,280。同クラスの最新モデルは価格.comの最安でも¥131,000だったので、差額は約4万円です
一人暮らし向けのサイズで両開きを出している有名なメーカーは調べたところシャープだけだったので、「賃貸だし両開きがいい」と決めた時点でメーカーはほぼ一択でした。
両開きだけは正解だった


両開きにしたことは正解でした。
賃貸の場合は、次の引越し先でキッチンの間取りが変わりますよね。
仮に右開きの冷蔵庫で、正面左に壁がある場合だと、扉を開ける時やや不便なのでこの場合は左開きの冷蔵庫の方が望ましいわけです。(上部の写真参考)
地味ですけど、毎日やることなので積み重なるとストレスです。
両開きならどちらにも対応可能なので、間取りのことを考えなくていい。(もちろん幅、高さ、奥行きは考える必要あります)
ここは妥協しなくてよかったです。 ケチらないで正解でした。
374Lは一人暮らしに大きすぎた
「大きめの方が安心」で374Lにしましたが、設置して2週間ほど経っても冷蔵室も冷凍室も半分も使っていません。
冷蔵室は277Lあります。入っているのは牛乳、卵、調味料、作り置き数個。棚が何段もあるのに上の方はずっと空っぽのままです。
週末にスーパーでまとめ買いしても、冷蔵室全体の3割くらいしか埋まりません。

「スペースが余っているから何か入れよう」と思っても、一人暮らしの食材ってそもそもそんなに種類がないんですよね。

冷凍室97Lも同じです。冷凍ご飯のストック、冷凍食品、まとめ買いした肉を入れてもまだまだ空きがあります。
「冷凍庫はすぐパンパンになるから大きめにしておこう」と買う前は思っていたんですが、97Lを使い切る気配が全くありません。
冷凍室は60〜70Lあれば自炊する人でも十分回ると思います。
一人暮らしの冷蔵庫は何リットルがいいのか。2週間使ってみての実感は、300Lクラスで十分です。
150〜200Lの単身向けサイズは、自炊をするなら確かに小さい。ただ、そこから「じゃあ大きめで」と374Lまで飛ぶと今度は余りすぎます。300Lクラスがその間のちょうどいいラインでした。
374Lと300Lの差は、本体サイズの差にもなります。キッチンの圧迫感、設置スペース、価格。使わない容量に場所と電気代を払い続けるなら、300Lで収めた方がよかった。
容量はこだわらなくてよかった領域です。

賃貸なら冷蔵庫の電気焼け対策は先にやる
冷蔵庫の裏側って、長期間置いていると壁紙が茶色く変色します。「電気焼け」と呼ばれる現象で、冷蔵庫の排熱とホコリが原因です。
賃貸の契約によっては、電気焼けの原状回復費用が借主負担になります。私の物件がまさにそれでした。
契約書を確認したときに気づいたので、搬入前に壁へ保護フィルターを貼っておきました。これ、搬入後にやろうとすると冷蔵庫を動かす必要があるので、先にやっておかないと面倒なことになります。
搬入前にやっておくことは2つだけです。
- 搬入経路の採寸: 玄関・廊下・キッチン入口の幅と奥行きを測る。単身物件は想像以上に狭い
- 電気焼け対策: 設置予定の壁に保護フィルターを貼っておく。搬入後だと冷蔵庫を動かす作業が発生する
電気焼けは知らないと退去時に痛い出費になるので、契約書の原状回復の項目は搬入前に一度見ておくのをおすすめします。
今選ぶなら300Lクラスの両開きにする
374Lを2週間使って出した結論です。
今から買い直すなら、300Lクラスの両開きにします。
ポイントは2つです。
- 容量は300Lクラスで十分: 374Lの経験から、一人暮らしの自炊でも300Lで余るくらいだとわかりました。ここはこだわらなくていい領域です
- 両開きだけはケチらない: 賃貸は間取りが変わる前提。ドアの開き方は後から変えられないので、ここにだけ投資する価値があります
型落ち狙いとアウトレットの戦略は変えません。最新機種の省エネ差額は冷蔵庫の寿命では回収しきれない程度のものなので。
374Lを使ってみて気づいたんですが、冷蔵庫選びで本当に大事だったのは容量じゃなくて開き方でした。大きいこと自体は困りません。374Lでも使い勝手に不満はないです。ただ、使い切れない容量にお金を払ったのは事実なので、予算が限られているなら300Lクラスの両開きに絞って、浮いた分を他の家電や生活費に回す方がいいと思います。